〒671-1523
兵庫県揖保郡太子町東南322-1

Tel.079-275-0303

MENU

一般皮膚科|はましげ皮フ科クリニック|揖保郡太子町にある皮膚科

一般皮膚科

General dermatology

General dermatology

一般皮膚科

一般皮膚科

湿疹から慢性・難治性の疾患まで、あらゆる皮膚の病気に対する保険診療です。
頭から足先、皮膚だけでなく髪や爪の病気にも対応いたします。また、必要に応じて血液検査、皮膚生検(皮膚の一部を採取することで診断をより確実なものにする検査)ダーモスコピー(拡大して病変の色素のパターンをみる)など詳しい検査も行います。

かぶれ(接触皮膚炎)

皮膚に直接触れたものが原因となって起こる炎症や湿疹をかぶれ(接触性皮膚炎)と言います。自分で原因がわかっている場合と、原因とは気がつかないまま使用し続けている場合があります。
アレルギー性接触皮膚炎は、化粧品、毛染め料、香水、アクセサリーの金属、ゴム製品や皮革の加工に使われる化学物質、植物、果実、外用薬・消毒薬・点眼薬など、身のまわりにある無数のものが原因になりえます。美容師の毛染め・カラーリング剤による手湿疹や、花屋さんの植物による手湿疹なども、接触皮膚炎が原因のことがあります。
原因を特定する場合は、「パッチテスト」を行います。パッチテストとは、原因と思われる物質を皮膚に貼りつけて反応を見る検査です。原因物質がわかったら、その物質が含まれるものに接しないように気をつけることが大切です。

湿疹

皮膚科を受診される方にとても多く見られる疾患です。
原因は、自己免疫や食べ物アレルギー、ダニ、ハウスダスト、薬疹、ウイルスなどがありますが、中には原因がはっきりしないものもあります。
湿疹・かぶれなどはかゆみや赤みを伴うことが多く、患部を掻いてしまうことによってさらに増悪してしまうことやとびひなどの二次感染になってしまうこともあるため早めの受診をおすすめします。
治療は、かゆみや炎症を抑えるステロイドや保湿剤などの外用薬や抗ヒスタミン剤などの内服薬を使用します。

蕁麻疹(じんましん)

かゆみの強い、蚊に刺されたような盛り上がった発疹が数時間~24時間以内にできて消えていく皮膚疾患をじんましんと言います。
一般的には、食べ物を食べてじんましんが出たといったイメージが多いようですが、食事をはじめとして、薬物・ハウスダスト・ダニ・カビ・温度変化・日光・機械的刺激・ウイルス感染・ストレスなど様々な要因が関係しています。検査としては血液検査IgE RAST法、一般血液検査等を行います。 しかし、慢性じんましんでは原因が特定できないことが少なくありません。治療は抗ヒスタミン剤・抗アレルギー剤などの飲み薬を中心に、かゆみを抑えるための塗り薬などを併用して行うこともあります。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎とは、かゆみのある湿疹が身体にできて、症状が良くなったり悪くなったりと繰り返しながら続く、強いかゆみを伴う疾患です。かゆみの症状がひどいため、寝不足・集中力の低下・目立つ部分に症状が出た時の精神的負担など日常生活に支障をきたすこともあります。小児で発症することが多いですが、成人で発症する場合もあります。
喘息のほか、アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎のある家系に出やすい傾向があり、また、ダニや食べ物などのアレルギーが起きやすいのも、アトピー性皮膚炎の特徴です。
治療は、日本皮膚科学会のガイドラインに基づいて保湿剤やステロイド外用剤を中心とした外用療法、抗アレルギー剤の内服療法などを行います。重症の方には免疫抑止剤内服(シクロスポリン)や、生物学的製剤の注射(デュピクセント)などの治療が必要なこともあります。
必要に応じて悪化原因を調べるためにアレルギー検査を行うこともあります。
増悪時には皮膚症状や掻痒感などで日常生活に支障をきたすこともあり、定期的な皮膚科への通院が必要となります。

いぼ(尋常性疣贅)

ヒトパピローマウイルスなどのウイルス感染が原因となることも多く、放置すると増加する傾向があり、家族内などでも感染することもあります。
治療は、液体窒素療法、内服療法、外用療法、炭酸ガスレーザーなどを行います。
いぼの治療は1回で完治しないことも多く、複数回の治療が必要となることがありますので、根気よく治療をする必要があります。特に足底のイボは難治なことが多いです。

たこ(胼胝)・魚の目(鶏眼)

たこやうおのめは、足の決まった場所が慢性的に刺激を受けて角質が厚くなることで発症します。一般的にうおのめは中央に芯があり、痛みを伴う傾向があります。
治療はメスなどで厚くなった角質を削りとります。再発予防のために外用治療も行うこともあります。
また小児では、たこ・うおのめの様に見えて、実はウイルス感染によるいぼ(尋常性疣贅)だったということがしばしばみられます。

粉瘤(表皮嚢腫)

粉瘤は毛穴の奥にできた袋の中に角質(=老廃物や皮脂)が溜まった半球状の腫瘍で、中央部には黒点状の開口部があります。良性腫瘍のため、必ずしもすぐに切除する必要はないですが、時に細菌感染を起こし急に腫れて痛みが出ることがあります。
その際には抗生剤内服や、切開排膿などの処置が必要になることもあるため、増悪時は早めの受診をおすすめします。

水虫(白癬)

水虫は、白癬菌(はくせんきん)というカビ(真菌)の感染により発症する疾患です。
水虫かどうかの診断は角質または爪の一部を採取し顕微鏡で白癬菌を確認することが必要です。
水虫と自己判断し、市販の水虫治療薬を外用する方も多くみられます。
一見水虫のように見えても実は湿疹である場合も多く、かぶれをおこしてから受診される方も多くおられます。治療は外用剤、内服薬(爪水虫)が基本となります。
爪白癬の内服治療は、治療期間が長くなるため(1年近く)、皮膚科での正確な診断を受けて治療を開始することをお勧めします。

ヘルペス

単純ヘルペスウイルスの感染で起き、顔にできる1型と外陰部や臀部などの下半身にできる2型ウイルスの2種類があり、初感染で口内や外陰部に発疹が生じた時は高熱と激痛が伴います。治療は、抗ウイルス剤の内服と外用を行います。
発疹の出る前にチクチクする感じなどの予兆の出ることが多く、その時点で内服を始めると治りが早まります。
しかし、単純ヘルペスウイルスは一度感染すると神経節に潜伏するため、疲労、ストレス、風邪などによって免疫力が下がると再発を繰り返すことがあります。

帯状疱疹

みずぼうそう(水痘)のウイルスである水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)が、過労、他の疾患、手術などにより免疫力の低下により再活性化することによって発症します。
体の片側の一定の神経支配にそって痛みを伴った細かい水ぶくれが帯状に生じます。
診断、治療開始が遅くなるほど、帯状疱疹後疼痛という神経痛が長い間残ってしまうことがあります。
早期に皮膚科を受診して抗ウイルス薬内服や点滴治療を開始することが大切です。
万が一帯状疱疹後神経痛が残ってしまった場合は内服薬によるペインコントロールも必要となります。

ニキビ(尋常性ざ瘡)

ニキビの直接的な原因は、
① 皮脂の過剰な分泌 ②毛穴の詰まり ③アクネ菌の増殖などです。
過剰に分泌された皮脂が毛穴に溜まり、面皰(めんぽう)という状態になります。
この毛穴に溜まった皮脂を栄養源にして、アクネ菌は増殖していき、赤く炎症を起こしたニキビとなります。
大人のニキビは、ホルモンバランスの乱れ、睡眠不足、紫外線、ストレスや生活環境など、様々な要因が複雑に絡み合ってできることが多く、治りにくいのが特徴です。
思春期ニキビは、成長期のホルモンバランスの急激な変化が原因で発症します。
治療にあたっては、ニキビの種類と重症度を判断し、外用薬、内服薬(抗生物質、ビタミン剤、漢方薬など)などの中から選択します。
たかがニキビと放置してしまうとニキビ痕や色素沈着となってしまいますので早めに治療することをおすすめします。

脂漏性皮膚炎

小児だとほとんどの乳児に発症しますが、月齢が上がるとともに自然に治ります。
大人の場合は頭皮にフケ、かゆみ、顔にもカサカサした赤みかゆみを生じて治りにくいのが特徴です。洗髪ができないことが増悪の原因になることがあります。
原因としては皮脂の成分の質的異常であり、皮膚の機能の老化が関係しています。
効果的なシャンプーを使用したり、顔の脂漏部位(額、鼻のまわり)に石鹸をよく泡だてて洗いましょう。
治療はステロイド、ケトコナゾール等の外用治療、脂漏のコントロールのためにビタミン剤の内服などを行います。

乾癬

尋常性乾癬とは、境界のはっきりした赤い発疹で、銀白色の麟屑(カサカサした厚いカサブタ状のもの)が付着しています。
かゆみが伴うこともあります。発疹は主に慢性的かつ機械的な刺激を受けやすい頭部、肘・膝、臀部、下腿などにできます。皮膚以外にも、爪の変形や関節炎を伴うこともあります。
はっきりとした原因はまだ分かっていませんが、体質的な要素(遺伝的素因)に気候、ストレス、風邪、喫煙、飲酒、食生活などの外的因子と糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、肥満などの内的因子が加わって発病すると考えられています。
治療は、塗り薬(ステロイド、活性型ビタミンD3、保湿剤など)、飲み薬(免疫抑制剤(シクロスポリン)、チガソン、オテズラ)、光線療法が一般的です。

尋常性白斑症

皮膚の一部が脱色されたように白くなってしまう疾患です。
その原因には諸説あり、大きく分けて『自己免疫説』と『神経説』がありますが、詳細は明らかになっておりません。
現在分かっていることは、表皮の基底層や毛母に存在するメラノサイトが破壊されるか、機能が停止することによってメラニンをつくれなくなっていることです。
徐々に白斑が広がることも多く、手のひら、足の裏をのぞき、全身どこにでも発症しえます。
尋常性白斑はうつる病気でもありませんし、白斑があるからと行って健康を害する病気ではありませんが、美容上、社会生活上のストレスの原因となり、悩む方がおられます。
治療はステロイド外用などで、効果が乏しい場合は光線療法も行われます。

やけど(熱傷)

やけどをしたら、流水で30分程度すぐに冷やしましょう。
その後、赤みが続いたり、水ぶくれができたり、早めに皮膚科を受診しましょう。
受診が遅れると水疱やびらんとなり、浸出液やびらんからの感染が起こったり、あとが残ってしまったりすることがあります。
とくに冬場には、湯たんぽやカイロによる低温やけども見られます。低温やけどはゆっくりと深い組織まで損傷することもあり、治るまで何ヶ月もかかったり、手術が必要となったりすることもあります。
当院では症状に応じて軟膏や被覆材を用いた治療(湿潤療法)にて治療しています。

pagetop