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⽪膚外科|はましげ皮フ科クリニック|揖保郡太子町にある皮膚科

⽪膚外科

Skin surgery

Skin surgery

⽪膚外科

まずは診断と、良性・悪性の評価が最も大切です。
切除の際はできるだけ傷跡が目立たないように配慮した治療を行います。

代表的な疾患

ダーモスコピー検査:特殊な拡大鏡で「ホクロ」や「イボ」などの皮膚腫瘍が良性か悪性かを高い確率で診断できます。部位と大きさにもよりますが、30分~1時間程度で局所麻酔での切除術を施行します。術後は翌日に傷のチェックを行い、たいていはシャワー浴が可能です。その後約1週間程度で抜糸を行い、その際に切除した検体(病理検査に提出)の結果説明も行います。
(*悪性腫瘍を疑う場合で、当院で局所麻酔で切除できないものは大きな病院に紹介させていただくこともあります)

粉瘤(表皮嚢腫)

皮膚科で最も頻度の高い良性腫瘍です。
粉瘤は毛穴の奥にできた袋の中に角質(=老廃物や皮脂)が溜まった半球状の腫瘍で、中央部には黒点状の開口部があります。良性腫瘍のため、必ずしもすぐに切除する必要はないですが、時に細菌感染を起こし急に腫れて痛みが出ることがあります。
その際には抗生剤内服や、切開排膿などの処置が必要になることもあります。
炎症のない時期であれば、袋ごと切除することで根治が期待できます。

脂肪腫

脂肪腫は皮膚そのものよりも、皮下に弾性軟と呼ばれる比較的柔らかい塊として認識されることが多い良性の皮下腫瘍です。成熟脂肪細胞からなる良性腫瘍で、皮膚科外来でみられる皮膚腫瘍のうち、粉瘤、母斑について多い疾患と言われています。全身どこにでも発症し得ますが、頸部(クビ、特に後頸部)、肩甲部、上腕、背部、大腿など脂肪層に多く見られます。症状がなければ経過観察でもよいのですが、あまり大きくなると整容面で問題となったり、運動面での障害となることもあるため、切除を行います。

ほくろ(母斑細胞母斑、色素性母斑)

ほくろにはたくさん種類があり、見た目も様々です。ほくろだけでかなりの長文になってしまいそうなので、簡単に記載します。 母斑細胞という色素細胞(メラノサイト)に似た細胞が増殖しておこります。母斑細胞母斑とは、その名前の通り母斑細胞という細胞が増えることにより生じます。
臨床的に最も大切なのは悪性所見の有無です。ダーモスコピーという特殊な拡大鏡を用いて観察し、悪性の可能性を検討します。少しでも悪性の可能性があれば、皮膚を一部切り取って病理組織検査を行います。
通常のほくろであれば、治療は特に必要ありません。
隆起性の病変で引っかかって困る場合や、出血を伴う場合などは保険での手術を行っております。また悪性が疑われる場合も、切除を行い病理検査に提出します。
美容目的の平坦なほくろの治療は保険適応外ではありますが、炭酸ガスレーザーなどを用いて治療を行っております。

基底細胞癌

基底細胞癌は、皮膚の表皮細胞より発生する悪性腫瘍で、皮膚科の領域で最も頻度の高い悪性腫瘍です。典型的には黒い結節となることが多いのでホクロ(母斑細胞母斑)と間違えられることがよくあります。治療は外科的切除が第一で、十分なマージンをとって切除すれば、ほとんど転移することはなく、死亡する可能性は非常に低い癌です。(0.1%以下)
基底細胞癌はきちんと治療すれば再発する可能性は極めて低いですが、手術を行った場合でも1%程度の再発率があり、定期的なフォローアップが必要です。

Bowen病

ボーエン病は表皮内有棘細胞癌で、悪性腫瘍に分類されます。
HPVウイルス(ヒトパピローマウイルス)の感染でボーエン病を発症しやすいと言われています。
比較的境界明瞭な楕円形、もしくはいびつな形の紅斑が半年~数年以上続きます。
湿疹などと間違えられることがよくありますが、かゆみがないことやステロイドに反応しなかったり、治りきらないまま皮膚症状が持続したりします。
確定診断には皮膚生検(:皮膚を切り取って病理検査に提出)が必要ですが、ダーモスコピーでもかなり診断に近づけます。治療の第一選択は外科的切除になります。
表皮層の全層に異型細胞が見られますが、真皮層にまでは及んでいません。非常に浅い部分の病変のため、予後に影響を与えることは少ないですが、放置すれば表皮にとどまっているがん細胞が下層の真皮に浸潤し、有棘細胞癌となる可能性は十分にあります。
ボーエン病のうちに早期に確実に切除しておくことが重要です。

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